会は別れの始め(読み)あうはわかれのはじめ

精選版 日本国語大辞典 「会は別れの始め」の意味・読み・例文・類語

あう【会】 は 別(わか)れの始(はじ)

  1. ( 「法華経‐譬喩品」の「愛別離苦、是故会者定離」、また「白氏文集‐巻一四」の「合者離之始、楽兮憂所伏」から出たもの ) 会った後には別れの時が来る、会ったものとは必ずいつか別れるものだの意。人生の無常を説いたことわざ。
    1. [初出の実例]「逢ふは別れの始とは申せども、加様にはか無い御別に成(なら)うと存じたらば、御馴染申まい物を」(出典:虎寛本狂言・墨塗(室町末‐近世初))

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

プラチナキャリア

年齢を問わず、多様なキャリア形成で活躍する働き方。企業には専門人材の育成支援やリスキリング(学び直し)の機会提供、女性活躍推進や従業員と役員の接点拡大などが求められる。人材の確保につながり、従業員を...

プラチナキャリアの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android