会善寺浄蔵禅師塔(読み)かいぜんじじょうぞうぜんじとう(その他表記)Hui-shan-si jing-zang-chan-shi-ta

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「会善寺浄蔵禅師塔」の意味・わかりやすい解説

会善寺浄蔵禅師塔
かいぜんじじょうぞうぜんじとう
Hui-shan-si jing-zang-chan-shi-ta

中国,河南省登封県の太室山積翠峰下にある会善寺の墓塔。会善寺は北魏離宮を寺にしたもので,唐代に輩出した高僧一人である浄蔵禅師の墓塔が残っている。八角単層二重屋根,塼築 (せんちく) で,屋根の上には大きな相輪を上げている。銘文によれば禅師は唐の天宝5 (746) 年に没しているから,その頃に建立されたものと考えられる。

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世界大百科事典(旧版)内の会善寺浄蔵禅師塔の言及

【塔】より

…南詔後期),天寧寺塔(北京。遼~明),単層の会善寺浄蔵禅師塔(河南省登封。唐,746),外表を琉璃塼で統一した祐国寺鉄塔(河南省開封。…

※「会善寺浄蔵禅師塔」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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