ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「会式1号」の意味・わかりやすい解説 会式1号かいしきいちごう 徳川好敏大尉らがつくった初めての国産飛行機。臨時軍用気球研究会の事業としてつくられ,研究会式第1号を略して会式1号と呼称した。徳川大尉の指導のもとに所沢飛行場で完成した複葉機は,フランスのアンリ・ファルマン機に準拠しつつ,いくつか改良が加えられたもので,1911年 10月 13日初飛行に成功した。グリーム空冷発動機 50馬力。乗員2。時速 72km,航続時間3時間。会式機は試験飛行と改良を繰り返しながら,翌 1912年に2~4号機も製作された。 出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報 Sponserd by