伸・反(読み)のる

精選版 日本国語大辞典 「伸・反」の意味・読み・例文・類語

の・る【伸・反】

〘自ラ四〙
① のびて長めになる。
譬喩尽(1786)四「のるかすずむか仕て見よ〈按に延乎躅乎也〉」
② (刀が)後ろの方に曲がる。
太平記(14C後)八「太刀の少し仰(ノッ)たるを、門の扉に当てて推し直し」
③ 体をのばして後ろへ倒れる。のけぞる。
浄瑠璃曾我会稽山(1718)一「かたぼね脇つぼ迄切さげられ、うんとのるを取ておさへ」

のり【伸・反】

〘名〙 (動詞「のる(伸)」の連用形名詞化) (刀の)曲がり。
※波形本狂言・空腕(室町末‐近世初)「お太刀ののりをしっとりしっとりとなおいて」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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