似非笑(読み)えせわらい

精選版 日本国語大辞典 「似非笑」の意味・読み・例文・類語

えせ‐わらい ‥わらひ【似非笑】

〘名〙 せせら笑うこと。冷笑。また、つくり笑い。
※俳諧・誹讔三十棒(1771)「蓼太夫舞台の真中にある文刻堂の額を見てくっとせきのぼしながら、ゑせ笑(ワラヒ)して」

えせ‐わら・う ‥わらふ【似非笑】

〘自ハ四〙 せせら笑う。あざけり笑う。また、つくり笑いをする。
浄瑠璃・木曾物語(1655‐58頃)初「そもそも御へんを、つづみはんくゎんといふは、人にたびたびうたれるゆへか、〈略〉ゑせはろふてたづねける」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android