位襖(読み)イアオ

関連語 名詞 位色

精選版 日本国語大辞典 「位襖」の意味・読み・例文・類語

い‐あおヰアヲ【位襖】

  1. 〘 名詞 〙 ( 「襖」は、わきを縫い合わせない上衣 ) 武官の朝服の襖。位階相当の色に染めた襖。→位色(いしき)。〔令義解(718)〕

い‐おうヰアヲ【位襖】

  1. 〘 名詞 〙いあお(位襖)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

世界大百科事典(旧版)内の位襖の言及

【襖】より

…日本にも,あるいは古く北方民族から伝えられていたかもしれないが,律令の衣服の制度ではこれを公式に採用して,武官の警固や従軍の場合の正装(礼服(らいふく),朝服)として規定した。〈衣服令〉に位襖(いあお)と書かれているのがそれで,位階によって差別づけ,服色を分かった。これは襴(らん)(衣のすそにつけた細い裂)のない衣で,腋(わき)の開いたものであった(《令集解》)。…

※「位襖」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

中国のゴビ砂漠などの砂がジェット気流に乗って日本へ飛来したとみられる黄色の砂。西日本に多く,九州西岸では年間 10日ぐらい,東岸では2日ぐらい降る。大陸砂漠の砂嵐の盛んな春に多いが,まれに冬にも起る。...

黄砂の用語解説を読む