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低スピン錯体 ていスピンさくたいlow-spin complex

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

低スピン錯体
ていスピンさくたい
low-spin complex

遷移金属イオンを含む錯体において,配位子のつくる結晶電場が強い場合には,数個のd軌道電子は,互いのスピンを打消し合うようなエネルギー準位を占める。この状態の錯体は低スピン錯体といい,磁化率は小さい。これに対して配位子のつくる結晶電場が弱いと,フントの規則に従ってd軌道電子のスピンは平行に整列できる。これを高スピン錯体または自由型錯体という。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

世界大百科事典内の低スピン錯体の言及

【錯体】より

…一つは分裂した準位間のエネルギー差が大きいときで,電子は対をつくってエネルギーの低いdε軌道に入る。これを低スピン錯体(スピン対型錯体)という。分裂エネルギー差が大きくない場合には,エネルギーの高いほうのdγ軌道に入っても対をつくらないほうが全体としてエネルギーが低くなる。…

※「低スピン錯体」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社世界大百科事典 第2版について | 情報

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