住吉神社(北海道)(読み)すみのえじんじゃ

日本大百科全書(ニッポニカ) 「住吉神社(北海道)」の意味・わかりやすい解説

住吉神社(北海道)
すみのえじんじゃ

一般には「すみよし」とよばれる。北海道小樽(おたる)市住ノ江に鎮座。底筒男神(そこつつのおのかみ)、中筒男神(なかつつのおのかみ)、表筒男神(うわつつのおのかみ)、息長帯姫命(おきながたらしひめのみこと)を祀(まつ)る。当社の創祀(そうし)は、1864年(元治1)箱館八幡宮(はこだてはちまんぐう)神主菊地重賢(しげかた)がオタルナイ、タカシマ両所の総鎮守として住吉大神勧請(かんじょう)を図ったことに始まる。1868年(明治1)御神体を迎え市内山上町三本木の厳島(いつくしま)社(弁天社)内に鎮祭、82年現在地に遷座、99年社殿を改築し、1906年(明治39)県社に列した。例祭は7月15日。また、8月9、10日両日には住吉講大祭が行われ太々神楽(だいだいかぐら)が奉納される。

[高橋美由紀]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

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