日本歴史地名大系 「佐太村」の解説 佐太村さたむら 愛知県:北設楽郡富山村佐太村[現在地名]富山村佐太大谷(おおたに)村の北方、天竜(てんりゆう)川に沿い、信州との境に接する。「熊谷家伝記」によると、享禄元年(一五二八)田辺佐太郎が開発、天文八年(一五三九)鎌倉兵太夫父子が来て、ともに開発したという。当時は信州坂部(さかんべ)(現長野県下伊那郡)の熊谷家に属していたが、同一〇年以後大谷村の田辺家へ三州分として渡されたため、「三分渡」とよばれたという。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by