佐文郷(読み)さぶごう

日本歴史地名大系 「佐文郷」の解説

佐文郷
さぶごう

東急本は「佐分」とし、佐文郷を遠敷郡にも載せる。両本とも訓を欠く。天平勝宝二年(七五〇)のものと思われる平城宮出土木簡に「若狭国遠敷郡佐分里三宅大人」、「景雲(ママ)」四年(七六九か)九月二九日の同木簡に「佐文郷三家人石万呂戸口三家人衣呂」とみえる。また国郡名を欠く年不詳の同木簡に「佐分郷戸主道公嶋守戸三家人阿都目」とある。

中世にも佐分郷があり、文永二年(一二六五)の若狭国惣田数帳写に「国領」という朱書を付して「佐分郷百廿町三反三百廿歩」とある。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

ユーラシア大陸、北アメリカ大陸北部に広く分布し、日本では北海道にエゾヒグマが生息する。成獣は体長2メートル以上、体重300キロにもなり、日本最大の陸生動物として知られる。雑食性で草や木の実、サケ、シ...

ヒグマの用語解説を読む