満願(読み)マンガン

精選版 日本国語大辞典 「満願」の意味・読み・例文・類語

まん‐がん‥グヮン【満願】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 仏語。願望が満たされること。ねがいのかなうこと。〔文明本節用集(室町中)〕 〔往生論註‐下〕 〔皮日休‐病後春思詩〕
  3. 日数を定めて神仏に祈願し、その日数の満ちること。
    1. [初出の実例]「日をかさね、けふまんぐんの大ほうじ」(出典浄瑠璃蝉丸(1693頃)懐胎十月由来)

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デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「満願」の解説

満願 まんがん

720-816 奈良-平安時代前期の僧。
養老4年生まれ。沙弥(しゃみ)智仁の子。常陸(ひたち)鹿島神宮,箱根権現,伊勢(いせ)多度神社などに神宮寺を創建し,神像仏像を制作したという。弘仁(こうにん)7年10月24日死去。97歳。法名は万巻とも。

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日本大百科全書(ニッポニカ) 「満願」の意味・わかりやすい解説

満願
まんがん

なにかを求める願いがかなえられること。また、予定の期日を定めて行った神仏への祈願が最終日を迎えること。結願(けちがん)ともいう。

[編集部]

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