国領(読み)コクリョウ

デジタル大辞泉 「国領」の意味・読み・例文・類語

こく‐りょう〔‐リヤウ〕【国領】

国衙領こくがりょう」に同じ。

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精選版 日本国語大辞典 「国領」の意味・読み・例文・類語

こく‐りょう‥リャウ【国領】

  1. 〘 名詞 〙
  2. こくがりょう(国衙領)
    1. [初出の実例]「下樋小川、〈略〉神領・国領之堺也」(出典:西宮記(969頃)一八)
  3. 中世在京荘園領主に対して、在地政治支配する者、たとえば守護などが領有する地。
    1. [初出の実例]「雖然国方更無承引乱入候、在所更無用害、国領と入合候之条」(出典政基公旅引付‐文亀二年(1502)六月二二日)

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世界大百科事典(旧版)内の国領の言及

【国衙領】より

…中世において,荘園とならず諸国の国衙が支配した公領。国領とも称した。律令制の口分田(くぶんでん)・公田をその前身とし,平安時代10世紀の国制改革を経て成立した王朝国家体制下の公田に始まる。…

※「国領」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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