佐藤和藤治(読み)サトウ ワトウジ

20世紀日本人名事典 「佐藤和藤治」の解説

佐藤 和藤治
サトウ ワトウジ

大正・昭和期の農民運動家 日農総本部中央常任委員。



生年
明治36(1903)年3月14日

没年
昭和17(1942)年9月23日

出生地
新潟県北蒲原郡木崎村(現・豊栄市)

経歴
大正12年日農関東同盟に参加し、15年日農大会で初代青年部長に選ばれる。昭和2年共産党に入り、3年の3.15事件で検挙され懲役4年に処せられる。出獄後も共産党フラクションに属して活躍し、2度にわたって検挙、投獄された。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「佐藤和藤治」の解説

佐藤和藤治 さとう-わとうじ

1903-1942 大正-昭和時代前期の農民運動家。
明治36年3月14日生まれ。佐藤佐藤治の弟。大正15年日本農民組合初代青年部長となり,郷里新潟県の木崎村小作争議などで活躍。昭和2年共産党にはいり,翌年の三・一五事件で入獄。のち帰郷し,日本赤色救援会活動にしたがう。8年上京したが2度検挙され,病気保釈となる。昭和17年9月23日死去。40歳。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が開発を進めるイプシロンSよりもさらに小さい。スペースワンは契約から打ち上げまでの期間で世界最短を...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android