佐谷有吉(読み)サタニ ユウキチ

20世紀日本人名事典 「佐谷有吉」の解説

佐谷 有吉
サタニ ユウキチ

大正・昭和期の泌尿器科学者 大阪大学名誉教授



生年
明治17(1884)年8月

没年
昭和32(1957)年9月23日

出生地
京都府

学歴〔年〕
東京帝大医科大学〔明治44年〕卒

学位〔年〕
医学博士〔大正11年〕

経歴
大正3年京都府立医学専門学校教授、15年大阪医科大学(阪大医学部の前身)教授、昭和12年付属病院長、ついで医学部長、付属医学専門部長。この間昭和7年欧米出張、9年微生物病研究所員兼務。雑誌「レプラ」を創刊し、阪大に癩の研究を目的とした特殊皮膚病研究所を設立した。また泌尿生殖器結核、膀胱腫瘍の研究も進めた。退官後21年国立大阪病院長を務めた。阪大名誉教授。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「佐谷有吉」の解説

佐谷有吉 さたに-ゆうきち

1884-1957 大正-昭和時代の皮膚科・泌尿器科学者。
明治17年8月6日生まれ。京都府立医専教授をへて,大正15年大阪医大(阪大の前身)教授となり,のち付属病院院長。退官後は国立大阪病院院長をつとめた。膀胱腫瘍のほか,ハンセン病を研究し,阪大に特殊皮膚病研究所を設立した。昭和32年9月23日死去。73歳。京都出身。東京帝大卒。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

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