何束郷(読み)いつかごう

日本歴史地名大系 「何束郷」の解説

何束郷
いつかごう

和名抄」では高山寺本・名博本が「河束」、伊勢本・東急本・元和古活字本が「何束」とし、いずれも訓を欠く。郷名・訓ともに問題を有するが、現朝倉あさくら須川の長安すがわのちようあん寺廃寺から出土した墨書土器の一つに「何束」と記されているとの報告があり(木簡研究二二)本書では「何束」を採用し、仮に「大日本地名辞書」に従って「いつか」と読む。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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