余事象(読み)ヨジショウ

デジタル大辞泉 「余事象」の意味・読み・例文・類語

よ‐じしょう〔‐ジシヤウ〕【余事象】

数学で、事象Aに対して、Aが起こらないという事象。

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関連語 名詞

精選版 日本国語大辞典 「余事象」の意味・読み・例文・類語

よ‐じしょう‥ジシャウ【余事象】

  1. 〘 名詞 〙 確率論で、ある事象に対して、それが起こらないという事象のこと。たとえば、さいころを振って奇数の目が出るという事象は、偶数の目が出るという事象の余事象である。

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改訂新版 世界大百科事典 「余事象」の意味・わかりやすい解説

余事象 (よじしょう)

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世界大百科事典(旧版)内の余事象の言及

【確率】より

…すなわち,Bに属している事象A1,A2,……があればその和事象A1A2∪……もBの要素となること,およびBに属するどんな事象Aに対しても,その補集合Ac=Ω-AもまたBに属するものとする。Acは事象Aの余事象と呼ばれる。なお,全事象ΩはBの要素になっているものとする。…

【事象】より

…(1)Ω∈B,(2)A1,A2,……,An,……がすべてBの要素なら和Bに属する,(3)ABならばAc=Ω-AB。このときBの要素を事象といい,事象AcAの余事象と呼ぶ。また,二つの事象A,Bの共通集合が空であるときに,両者は排反(排反事象)であるという。…

※「余事象」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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