余所になる(読み)よそになる

精選版 日本国語大辞典 「余所になる」の意味・読み・例文・類語

よそ【余所】 に なる

  1. 関係がなくなる。疎遠な仲になる。
    1. [初出の実例]「そむくとて雲には乗らぬものなれど世のうきことぞよそになるてふ」(出典:伊勢物語(10C前)一〇二)
  2. 関心がなくなる。なおざりになる。そっちのけになる。
    1. [初出の実例]「玄宗は楊貴妃の百の媚に打ち込まれ、世の政事もよそになり」(出典:仮名草子・竹斎(1621‐23)上)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

「歓喜の歌」の合唱で知られ、聴力をほぼ失ったベートーベンが晩年に完成させた最後の交響曲。第4楽章にある合唱は人生の苦悩と喜び、全人類の兄弟愛をたたえたシラーの詩が基で欧州連合(EU)の歌にも指定され...

ベートーベンの「第九」の用語解説を読む