精選版 日本国語大辞典 「作り据える」の意味・読み・例文・類語
つくり‐す・える‥すゑる【作据】
- 〘 他動詞 ワ行下一段活用 〙
[ 文語形 ]つくりす・う 〘 他動詞 ワ行下二段活用 〙 つくって据えて置く。- [初出の実例]「なべのふたのかへりごとはものとりくふおきなのかたを、おものまろかしてつくりすへて、それにかくかき給ふ」(出典:宇津保物語(970‐999頃)蔵開中)
- 「大きなる堂を建てて、彌勒をつくりすゑたてまつりける」(出典:古本説話集(1130頃か)五〇)
「歓喜の歌」の合唱で知られ、聴力をほぼ失ったベートーベンが晩年に完成させた最後の交響曲。第4楽章にある合唱は人生の苦悩と喜び、全人類の兄弟愛をたたえたシラーの詩が基で欧州連合(EU)の歌にも指定され...