彌勒(読み)みろく

精選版 日本国語大辞典 「彌勒」の意味・読み・例文・類語

みろく【彌勒】

  1. [ 一 ]みろくぼさつ(彌勒菩薩)
    1. [初出の実例]「今為彌勒無可慊。為文殊妨。猶不彼時答問」(出典法華義疏(7C前)一)
    2. [その他の文献]〔大唐西域記‐巻七・婆羅痆斯国〕
  2. [ 二 ] 私年号の一つ。永正年間(一五〇四‐二一)に常陸下総会津など、関東で用いられた。
    1. [初出の実例]「彌勒二季〈丁卯〉此年当国の守護殿、五郎殿御死去」(出典:勝山記‐永正四年(1507))
  3. [ 三 ]ほてい(布袋)[ 一 ]」の異称

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

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