侘び為す(読み)わびなす

精選版 日本国語大辞典 「侘び為す」の意味・読み・例文・類語

わび‐な・す【侘為・詫為】

  1. 〘 自動詞 サ行四段活用 〙
  2. 閑居を楽しむ。
    1. [初出の実例]「穂蓼生ふ蔵を住ゐに侘なして〈重五〉 我名を橋の名によばる月〈荷兮〉」(出典:俳諧・春の日(1686))
  3. ( 詫為 ) わびる。わびを入れる。謝罪する。あやまる。
    1. [初出の実例]「さまざまに佗なしけれども、〈略〉ゆるしがたしとて、聞き入れず」(出典:随筆・雲萍雑志(1843)二)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android