精選版 日本国語大辞典 「重五」の意味・読み・例文・類語 でっ‐く【重五・畳五】 〘 名詞 〙 双六(すごろく)で、二個の賽(さい)の目に両方とも五が出ること。でく。[初出の実例]「いかに、双六のさいのめに、一が二(ふたつ)をりたるをでっちといふ。二が二をりたるを重二といふ。重五(デック)・重(ぢう)六といふも謂たり」(出典:金刀比羅本平治(1220頃か)上) で‐く【重五】 〘 名詞 〙 =でっく(重五)[初出の実例]「さいのめに朱をさひて、其時までは、でっち、重二、重三でうし、でく重六と申せしを」(出典:幸若・和田宴(室町末‐近世初)) ちょう‐ご【重五】 〘 名詞 〙 ( 五を重ねるの意 ) 陰暦五月五日の節供。端午。《 季語・夏 》 〔撮壌集(1454)〕 〔野客叢書‐巻一一〕 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例