化学辞典 第2版 「保持担体」の解説
保持担体
ホジタンタイ
hold-back carrier
放射性核種Aまたは不純物A′を溶液から沈殿させようとするとき,上澄み液中に残そうとする別の放射性核種Bあるいは目的元素B′が沈殿物に吸着・吸蔵されて,A,A′と共沈するのを防ぐため,あらかじめ溶液に加えておくB,B′の担体のこと.
出典 森北出版「化学辞典(第2版)」化学辞典 第2版について 情報
放射性核種Aまたは不純物A′を溶液から沈殿させようとするとき,上澄み液中に残そうとする別の放射性核種Bあるいは目的元素B′が沈殿物に吸着・吸蔵されて,A,A′と共沈するのを防ぐため,あらかじめ溶液に加えておくB,B′の担体のこと.
出典 森北出版「化学辞典(第2版)」化学辞典 第2版について 情報
… 2種類以上の放射性同位元素の混合系から目的とする放射性同位元素を沈殿によって分離する場合,目的とする放射性同位元素に対する担体を加えるのみでなく,他の共存する放射性同位元素を吸着共沈せず母液中にとどめておくための担体を加える必要がある。後者を保持担体またはホールドバックキャリアと呼ぶ。逆に目的とする放射性同位元素を母液中にとどめ,他を一括して吸着共沈により分離する方法もある。…
※「保持担体」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
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