修理田村
しゆりたむら
[現在地名]佐賀市巨勢町大字修理田
正保絵図に「尻田村」とある。巨勢川の南の地域。巨勢川の北の現兵庫町地区に北修理田という地があるが、これは藩政期には中佐賀郷下村に属し、行政的にはまったく別であった。当村は本藩の蔵入地で、初代藩主鍋島勝茂の夫人高源院が元和四年(一六一八)に建立した安養山元忠寺や、万治元年(一六五八)に二代藩主光茂が勧請した山王社があったが、明治に至り寺は廃寺、山王社は神埼郡の仁比山神社へ合祀された。
出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報
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