停雲館帖(読み)ていうんかんじょう(英語表記)Tíng yún guǎn tiè

世界大百科事典 第2版の解説

ていうんかんじょう【停雲館帖 Tíng yún guǎn tiè】

中国,明の書画家文徴明がその子文嘉と共に刻した叢帖。晋・唐の名帖や,宋・元・明の法書を選んで刻し,23年を費やして1560年(嘉靖39)に完成した。名跡を得るたびに増刻したので,4巻本,10巻本,12巻本の3種がある上,章藻功の重刻本など,種類も多いといわれる。選択は極めてよく,真行草の各書体を備えて,明代の最もすぐれた法帖である。停雲は陶潜(淵明)の詩語にもとづく文徴明の書斎の名。【福本 雅一】

出典 株式会社平凡社世界大百科事典 第2版について 情報

今日のキーワード

バンクシー

英ロンドンを中心に活動する覆面アーティスト。世界各地の街に現れて建物の壁などに社会風刺的なグラフィティアートを描くなど、ゲリラ的なアート活動を行っている。2005年に自身の作品を世界各国の有名美術館に...

続きを読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android