デジタル大辞泉
「名跡」の意味・読み・例文・類語
みょう‐せき〔ミヤウ‐〕【名跡】
代々受け継がれていく家名。また、それを受け継ぐこと。「先代の名跡を継ぐ」
出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
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めい‐せき【名跡・名蹟】
- 〘 名詞 〙
- ① 名高い古跡。
- [初出の実例]「今熊野に居住して、華洛の名跡(メイセキ)を巡礼する程に」(出典:太平記(14C後)二七)
- ② =みょうせき(名跡)
- [初出の実例]「四代目璃寛の名跡(メイセキ)を相続するとの噂がある」(出典:茶話(1915‐30)〈薄田泣菫〉恋病ひ)
みょう‐せきミャウ‥【名跡】
- 〘 名詞 〙 名字の跡目。また、それを受け継ぐこと。転じて、名を残すこと。後世に残した名。
- [初出の実例]「蜷川方名跡之儀、被仰越候、誰にても被御覧計候者、於其上可致被露候」(出典:上杉家文書‐(年未詳)(室町)四月八日・大熊政秀書状)
- 「此子生長して名跡(メウセキ)を継て今に有とぞ」(出典:浮世草子・新御伽婢子(1683)六)
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例
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普及版 字通
「名跡」の読み・字形・画数・意味
出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報
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世界大百科事典(旧版)内の名跡の言及
【歌舞伎】より
…芸名は幼名にはじまり,あたかも出世魚のごとく一定の段階を踏んで次々と改められていく例が多い。そのほとんどの名前(名跡(みようせき))は世襲で,実子,養子,兄弟,実力のある高弟などによって襲名される。役者は年齢的にも,芸の実力や人気の面でも成長したと認められたとき,あるいは父の急死によって後継者の成長が待望されるときなどに,一段上の芸名をつぐ。…
※「名跡」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
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