傘の下(読み)かさのした

精選版 日本国語大辞典 「傘の下」の意味・読み・例文・類語

かさ【傘】 の 下(した)

  1. 広場や道ばたに大きな傘を立ててその下に薄縁(うすべり)を敷いて、飲食させる店。上方では特に酒屋。
    1. [初出の実例]「又煮売酒屋を五分屋、三分屋といひ、また傘(カサ)の下(シタ)ともいひやす。これは野広い所へ江戸飴屋(あめや)の傘(からかさ)のやうな、すてきにおほきな傘(からかさ)を何本(いくほん)となく広げて、其下へ皆なうすべりを敷き、其うへで飲喰を仕(し)やす」(出典滑稽本・街能噂(1835)一)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

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