普及版 字通 「傴」の読み・字形・画数・意味
傴
13画
[字訓] かがむ・ふす・つつしむ
[説文解字]
[字形] 形声
声符は區(区)(く)。區に歐(欧)・(殴)(おう)の声がある。〔説文〕八上に「僂(かが)むなり」とあり、次条に「僂は(わう)なり」とあって、背を曲することをいう。巫覡(ふげき)の徒に、そのような異常者が多く、〔子、王制〕に「其の吉凶妖を知るは、傴巫跛(はげき)(覡)の事なり」とみえる。
[訓義]
1. かがむ。
2. ふす。
3. つつしむ。
[古辞書の訓]
〔名義抄〕傴 クグセ・サクグマル・カガマル・タフル・ツブル/傴背 クグセ 〔字鏡集〕傴 カガム・カガマル・セクグマル・クグセ・タフル・ツブル・クルシ・ミノハタ
[語系]
傴・嫗・ioは同声。嘔・歐o、飫iは声近く、みな身をかがめるような姿勢に関係がある。
[熟語]
傴宇▶・傴傴▶・傴▶・傴者▶・傴身▶・傴人▶・傴背▶・傴巫▶・傴拊▶・傴伏▶・傴歩▶・傴翼▶・傴僂▶
[下接語]
傴・蹇傴・病傴・俯傴・僂傴
出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報