債務奴僕制(読み)さいむどぼくせい(その他表記)kabal'noe kholopstvo

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「債務奴僕制」の意味・わかりやすい解説

債務奴僕制
さいむどぼくせい
kabal'noe kholopstvo

中世ロシアにおける債務に基づく人身隷属の一形態。特に 15~17世紀,債務者貴族官僚商人などの屋敷で,債務に相当する労働,勤務に従事する場合をいう。債務奴僕は法的には自由民だったが,のち次第に債務償還後の退去権を失い,終身隷属の状態となり,農奴制成立の一契機をなした。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

目次 飼養文化  北アメリカ  北方ユーラシア偶蹄目シカ科の哺乳類。北アメリカでは野生種はカリブーcaribouと呼ばれる。角が雄だけでなく雌にもふつうある。体長130~220cm,尾長7~20cm,...

トナカイの用語解説を読む