傷兵(読み)ショウヘイ

デジタル大辞泉 「傷兵」の意味・読み・例文・類語

しょう‐へい〔シヤウ‐〕【傷兵】

負傷した兵士。負傷兵。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「傷兵」の意味・読み・例文・類語

しょう‐へい シャウ‥【傷兵】

〘名〙 きずついた兵士。負傷した兵。負傷兵。
※随筆たぬき汁(1941)〈佐藤垢石〉酒徒漂泊「このたび思ひがけなく傷兵慰問の旅にきて」
※旅‐昭和一八年(1943)終刊号・交通道徳川柳〈川上三太郎〉「あら、あの方傷兵(シャウヘイ)さんよ〈略〉傷痍章を左手で隠して、吊革を持ってるのよ」

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世界大百科事典(旧版)内の傷兵の言及

【廃兵】より

…事実,日本で最初の廃兵院が開設されたのは日露戦争後の1906年における廃兵院法公布の翌年,東京渋谷(翌1908年には巣鴨に移転)においてであった。その後傷病のいえた〈廃兵〉をふたたび戦場に送り出す必要があったため,やがて呼び方も〈傷兵〉もしくは〈傷痍(しようい)軍人〉と改められた。第1次大戦後の23年に〈廃兵院〉が〈傷兵院〉と名称を変え,さらに38年に〈傷兵保護院〉が新設されたりしていることが,このことを裏書きしている。…

※「傷兵」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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