20世紀日本人名事典 「佐藤垢石」の解説
佐藤 垢石
サトウ コウセキ
昭和期の随筆家,釣り師
- 生年
- 明治21(1888)年6月18日
- 没年
- 昭和31(1956)年7月4日
- 出生地
- 群馬県群馬郡東村(現・前橋市)
- 本名
- 佐藤 亀吉(サトウ カメキチ)
- 学歴〔年〕
- 早稲田大学英文科中退
- 経歴
- 前橋中時代に校長排斥のストライキを指導して退学処分となる。早大を中退し、明治42年報知新聞に入社。昭和3年前橋支局長で退職。以後文筆生活に入る。幼時より利根川で鮎釣りを始め、友釣りの名手といわれる。9年「鮎の友釣」を刊行。16年刊行の「たぬき汁」はベストセラーとなり、第1回日本出版文化協会推薦図書になる。戦時中は群馬県農業会嘱託となり、21年つり人社を設立、24年雑誌「つり人」を創刊した。「垢石傑作選集」(全3巻)がある。
出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報