僧舞(読み)そうぶ(その他表記)sǔngmu

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「僧舞」の意味・わかりやすい解説

僧舞
そうぶ
sǔngmu

朝鮮民俗舞踊の一つ。妓生 (キーサン) 1名が黒長衫に赤い袈裟を肩から掛け白い僧帽をかぶって舞う。仏教徒と儒教徒との党争が激しく行われた高麗朝の末に,宰相の娘,黄真が僧衣をつ着けて濃艶に舞い,有徳の高僧万石僧を破戒させたという伝説に基づくもの。舞の終りに,万石僧の煩悩を表わす太鼓の曲打ちがある。音楽は3拍子系のリズム (クッコリ) で,念仏や打鈴を行う。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

1 《「礼記」月令から》カワウソが自分のとった魚を並べること。人が物を供えて先祖を祭るのに似ているところからいう。獺祭魚。おそまつり。うそまつり。2 《晩唐の詩人李商隠が、文章を作るのに多数の書物を座...

獺祭の用語解説を読む