普及版 字通 「儡」の読み・字形・画数・意味
儡
17画
[字訓] やぶれる・つかれる・すたれる
[説文解字]
[字形] 形声
声符は(らい)。〔説文〕八上に「相ひ敗るるなり」とあり、〔白虎通、寿命〕に「儡儡として喪家の狗の如し」とは疲弊のさまをいう。(るい)・累と通用する。
[訓義]
1. やぶれる、つかれる、すたれる。
2. おちぶれる。
3. うれえる、おちつかぬさま。
4. 傀儡(かいらい)、くくつ。
[古辞書の訓]
〔名義抄〕儡 ククツ・ヤブル/傀儡 ククツ・ミニクシ・タタハシ・ユタカナリ/傀儡師 クグツマハシ/傀儡子 クグツ
[語系]
儡luiは累・縲・liuiと声近く、うちかさなるような状態、また疲弊のさまをいう。
[熟語]
儡塊▶・儡身▶・儡然▶・儡亡▶・儡儡▶
[下接語]
傀儡
出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報