疲弊(読み)ヒヘイ

デジタル大辞泉 「疲弊」の意味・読み・例文・類語

ひ‐へい【疲弊/罷弊】

[名](スル)
心身が疲れて弱ること。「神経が―する」
経済状態などが悪化して活力をなくしてしまうこと。「財政が―する」
[類語]疲れ疲労困憊過労くたびれ倦怠けんたい疲憊ひはい困弊こんぺい所労心労気疲れ気苦労旅疲れ

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精選版 日本国語大辞典 「疲弊」の意味・読み・例文・類語

ひ‐へい【疲弊・罷弊】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 心身がつかれ弱ること。〔日誌必用御布令字引(1868)〕
    1. [初出の実例]「瑞典より攻め襲はれし疲弊も、これによりて稍々回復したりけり」(出典:西国立志編(1870‐71)〈中村正直訳〉三)
    2. [その他の文献]〔戦国策‐秦策〕
  3. 国力経済力などが弱まること。費用がかさみ、困窮すること。
    1. [初出の実例]「孔明以罷弊益州之地、欲魏呑呉削天下」(出典:古学先生文集(17C後頃)二)
    2. 「財を費し人を殺し国力疲弊せざるものなかりしが」(出典:西洋事情(1866‐70)〈福沢諭吉〉二)
    3. [その他の文献]〔諸葛亮‐出師表〕

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普及版 字通 「疲弊」の読み・字形・画数・意味

【疲弊】ひへい

つかれ窮乏する。蜀・諸亮〔出師の表〕先、創業未だ(なかば)ならず、中にしてす。今、天下三し、州疲せり。此れの秋(とき)なり。

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