元和五年利波郡家高ノ新帳(読み)げんなごねんとなみぐんいえたかノしんちよう

日本歴史地名大系 の解説

元和五年利波郡家高ノ新帳(家高新帳)
げんなごねんとなみぐんいえたかノしんちよう

写本 富山大学付属図書館蔵川合家文書

解説 「曾祖父永安十村役相勤申時分書物之内写」に収められる。家高とは当時の家数ではなく、課役を負担できる役家のこと。慶安三年には持高二〇石以上を一軒役とし、分家や小高持は半軒・無役とされた(「万治以前之抜書旧記」菊池家文書)。家高は村別・十村組別に記され、井波町城端町などは十村組に入っていない。村は戦国期の自然村面影を残しており、村肝煎家が除かれている場合もある。十村組名は十村所在の村名などをあて、二九組都合四千一七四間となっている。

活字本砺波市史」史料編近世・「富山県史」史料編III付録・礪波町村資料

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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