元川町(読み)もとかわまち

日本歴史地名大系 「元川町」の解説

元川町
もとかわまち

[現在地名]彦根市本町ほんまち一―二丁目

京橋きようばし通に面し、紺屋こんや町の南にある。城下町割前は彦根村の村域であったと伝え、往古からの住人油屋弥次兵衛は当町に替地を与えられたという(「彦根町地割事」長谷川文書)。また上野国から井伊家に随行してきた八百屋甚三郎は「元川町八百屋町廻ル辻」に住した(同文書)。元禄八年大洞弁天寄進帳に町名がみえ、男一二八・女九六。安永七年(一七七八)の万留書(彦根市史)では紺屋役一軒・屋根葺役半役、町代・横目二軒ほか町家役一五軒半。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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