往古(読み)オウコ

デジタル大辞泉 「往古」の意味・読み・例文・類語

おう‐こ〔ワウ‐〕【往古】

《古くは「おうご」》過ぎ去った昔。大昔往昔おうせき
「―はイザ知らず、およそ五世以降」〈福沢福翁自伝
[類語]一昔過去以前かつ在りし日往年往時往日旧時昔日せきじつ昔時せきじ昔年せきねん往昔おうせき古昔こせきいにしえ古くそのかみ当時前前かねてかねがね何時か既往これまで従来従前し方先年当年一時一頃その節先に当時古来あらかじめ前以て年来旧来在来その昔太古千古大昔

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精選版 日本国語大辞典 「往古」の意味・読み・例文・類語

おう‐こワウ‥【往古】

  1. 〘 名詞 〙 ( 「おうご」とも ) 過ぎ去った昔。いにしえ往昔(おうじゃく)
    1. [初出の実例]「猶不往古。何救元首望」(出典懐風藻(751)述懐文武天皇〉)
    2. 「夫れ大弁功徳天は往古の如来、法身の大士也」(出典:平家物語(13C前)七)
    3. [その他の文献]〔漢書‐武帝紀〕

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普及版 字通 「往古」の読み・字形・画数・意味

【往古】おう(わう)こ

むかし。〔史記、欒布伝賛〕彼(かれ)に處するを知り、自ら其の死を重んぜず。古の烈士と雖も、何を以て加へんや。

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