日本歴史地名大系 「元結掛」の解説 元結掛もとゆいぎ 愛媛県：宇和島市宇和島城下元結掛[現在地名]宇和島市元結掛宇和島城下の南、神田（じんでん）川左岸の山沿いに形成された町。大師堂（遍照山願成寺）があり、伝説では昔ある僧が発心して剃髪し、馬目木（まめぎ）に元結を掛けたので元結木といったという。小字に小役組（こやくぐみ）・御鷹場（おたかば）・中（なか）ノ町（ちよう）・御長屋（おながや）・新（しん）お長屋（ながや）・浜の丁（はまのちよう）・御大師前（おだいしまえ）・百人町（ひやくにんちよう）・新持筒組（しんもちづつぐみ）（新徴組）・御弓の町（おゆみのちよう）・的場（まとば）などの地名がたくさんある。元禄一六年（一七〇三）七月の城下町絵図には、侍屋敷・御足軽町・御借長屋・御長柄町・百人組町・御持弓町・歩行（かち）以下などと記載されている。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by
