先体(読み)センタイ

デジタル大辞泉 「先体」の意味・読み・例文・類語

せん‐たい【先体】

多く動物の、精子の頭部先端にある小器官。卵表面に接着させる働きをする。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「先体」の意味・読み・例文・類語

せん‐たい【先体・尖体】

  1. 〘 名詞 〙 多くの動物の精子の頭部先端にみられ、一般に突起をなすもの。受精のさい卵に穴をあけるなどの働きをすると考えられる。〔解剖辞書(1875)〕

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世界大百科事典(旧版)内の先体の言及

【精子】より

…頭部と尾部は,短い頸部を介して結合する。頭部には主要な構造として,核と先体(アクロソームacrosome)が含まれる。核は半数(n)の染色体に由来するクロマチンを蔵し,生殖において,雄性(ヒトにあっては男性)の親から子孫に伝達さるべき遺伝情報は,すべてクロマチンの主要構成成分であるDNA中に含まれる。…

※「先体」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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