光の中に(読み)ヒカリノナカニ

デジタル大辞泉 「光の中に」の意味・読み・例文・類語

ひかりのなかに【光の中に】

金史良短編小説。東京帝国大学留学中の昭和14年(1939)、同人誌文芸首都」に発表した日本語作品。翌年、芥川賞候補となり注目を浴びた。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

世界大百科事典(旧版)内の光の中にの言及

【金史良】より

…1933年に渡日し旧制佐賀高校を経て東京帝国大学を卒業。39年《文芸首都》に掲載した日本語による《光の中に》が芥川賞候補作となり,文壇が注目する中で相ついで力作を発表し,小説集《光の中に》《故郷》を上梓した。太平洋戦争とともに予防拘禁され,のちに帰国。…

※「光の中に」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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