同人誌(読み)ドウジンシ(英語表記)coterie magazine

デジタル大辞泉 「同人誌」の意味・読み・例文・類語

どうじん‐し【同人誌】

同人雑誌」に同じ。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

図書館情報学用語辞典 第5版 「同人誌」の解説

同人誌

志を同じくする同好の人々が自らの作品の発表の場や情報交換の場とするために執筆,編集,刊行する逐次刊行物リトルマガジンと対比されることがあるが,日本固有の形態の雑誌と考えられる.同人誌の始まりを『明六雑誌』(1874-1875)とし,最初の文芸同人誌を『我楽多文庫』(1885-1889)とするのが一般的である.小説俳句短歌など文芸を中心とした同人誌は,大正末から昭和初期に最盛期を迎え,第二次大戦後にも文学賞との関連で数多く刊行されていた.現在は,コミックやゲームを題材とする二次創作の同人誌が全盛である.流通範囲が会員組織内に限定されるものが多く,書誌コントロールの対象になりにくい.

出典 図書館情報学用語辞典 第4版図書館情報学用語辞典 第5版について 情報

今日のキーワード

プラチナキャリア

年齢を問わず、多様なキャリア形成で活躍する働き方。企業には専門人材の育成支援やリスキリング(学び直し)の機会提供、女性活躍推進や従業員と役員の接点拡大などが求められる。人材の確保につながり、従業員を...

プラチナキャリアの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android