光学式手ぶれ補正(読み)コウガクシキテブレホセイ

デジタル大辞泉 「光学式手ぶれ補正」の意味・読み・例文・類語

こうがくしき‐てぶれほせい〔クワウガクシキ‐〕【光学式手ぶれ補正】

デジタルカメラ・ビデオカメラなどで撮影する際の手ぶれを防ぐための機構の一。撮影者の手ぶれをセンサーで感知し、レンズに組み込んだ補正レンズや液体プリズムを動かすことで光軸を正しく補正する。レンズ交換式のデジタル一眼レフカメラの場合、各レンズに補正機構を搭載する必要があるが、ファインダー内の像が安定して撮影しやすく、フィルム用一眼レフカメラでも使用できる。レンズシフト式手ぶれ補正。→イメージセンサーシフト式手ぶれ補正電子式手ぶれ補正

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ASCII.jpデジタル用語辞典 「光学式手ぶれ補正」の解説

光学式手ブレ補正 (デジタルカメラ)

撮影時に発生する、カメラの動きによる撮影のブレを低減する機能で、カメラのブレをレンズを駆動することでキャンセルする「レンズ内方式」と、撮像素子などを移動(シフト)してキャンセルする「ボディー内方式」の、2つの「光学式手ブレ補正」方式が、スチルカメラでは採用されている。これにより、長時間の露光時間であっても、ブレが少ない写真を撮影できるようになった。手ブレ自体は、カメラのシャッター速度が遅いほど顕著になる。これ以上露出値を下げると手ブレが発生するというときに、手ブレ補正機能をオンにすれば、現在の露出値から、2段、3段露出値を下げられる。手ブレ補正機能の強度(効果)は、「2段」「3段」といった絞りや、シャッター速度の段階数で表わされ、各社が値を競っている。

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