児塚(読み)こづか

日本歴史地名大系 「児塚」の解説

児塚
こづか

[現在地名]刈谷市東境町 新林

鎌倉街道沿い、郷の東端にある小塚。わかれ塚ともいう。「三河国名所図絵」に「親氏公境村に居て、則酒井徳太郎を出生す。後に松平村に移る。母儀御跡を慕ふて此所に来りて別を惜む。故に塚をのこして是を呼」と記す。徳太郎の父は酒井与右衛門、母はおりん。水野氏系譜には、親氏父子が遊行僧となり酒井与右衛門の家に逗留し、親氏が与右衛門の一女の婿となり、一子をもうけることを記す。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

ドクターイエロー

《〈和〉doctor+yellow》新幹線の区間を走行しながら線路状態などを点検する車両。監視カメラやレーザー式センサーを備え、時速250キロ以上で走行することができる。名称は、車体が黄色(イエロー)...

ドクターイエローの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android