東境村(読み)ひがしざかいむら

日本歴史地名大系 「東境村」の解説

東境村
ひがしざかいむら

[現在地名]刈谷市東境町

西は西境村に接するとともに一部はさかい川をもって沓掛くつかけ(現豊明市)と境する。

三河国内神名帳に「従五位上 酒井天神 坐碧海郡」とあり所在のはっきりしない酒井天神は、この村の浅間せんげん社でないかと「三河国古蹟考」は記す。浅間社はいま氏神祖母そぼ神社に末社として祀られている。いわヶ池・りゆう池・みなみ池・しん池・上根かみね池など溜池が多い。岩ヶ池は浸食台をせき止めてつくった灌漑用の溜池で、面積約一千二〇〇平方メートル、池中に島がある。応永一六年(一四〇九)の「熊野道者日記」(大乗院記録)に「一所今泉同ひかし五ケ村さかい」とある。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

プラチナキャリア

年齢を問わず、多様なキャリア形成で活躍する働き方。企業には専門人材の育成支援やリスキリング(学び直し)の機会提供、女性活躍推進や従業員と役員の接点拡大などが求められる。人材の確保につながり、従業員を...

プラチナキャリアの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android