入り日なす(読み)イリヒナス

デジタル大辞泉 「入り日なす」の意味・読み・例文・類語

いりひ‐なす【入り日なす】

[枕]入り日のように、の意から、人の死をいう「かくる」にかかる。
「―隠りにしかば」〈・四六六〉

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関連語 露霜 実例 初出

精選版 日本国語大辞典 「入り日なす」の意味・読み・例文・類語

いりひ‐なす【入日なす】

  1. ( 「なす」は接尾語 ) 入り日のように、の意で、入り日が隠れてゆくところから、人の死をいう「隠る」にかかる。
    1. [初出の実例]「うつせみの 借れる身なれば 露霜の 消(け)ぬるがごとく あしひきの 山道をさして 入日成(いりひなす) 隠りにしかば」(出典万葉集(8C後)三・四六六)

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