入れ立つ(読み)いれたつ

精選版 日本国語大辞典 「入れ立つ」の意味・読み・例文・類語

いれ‐た・つ【入立】

  1. 〘 他動詞 タ行下二段活用 〙
  2. 立ち入らせる。親しく出入りさせる。
    1. [初出の実例]「北の方いで来て後は、内にもいれたてず」(出典:枕草子(10C終)三一五)
  3. 自分費用を負担する。自弁する。また、立て替える。弁償する。
    1. [初出の実例]「年貢正米弐拾石入立之、可運送」(出典:高野山文書‐元応元年(1319)閏七月一〇日・太田庄桑原方雑掌定淵起請文)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

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