全二重通信(読み)ゼンニジュウツウシン

デジタル大辞泉 「全二重通信」の意味・読み・例文・類語

ぜんにじゅう‐つうしん〔ゼンニヂユウ‐〕【全二重通信】

全二重

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

ASCII.jpデジタル用語辞典 「全二重通信」の解説

全二重通信

送信用と受信用に、二重の通信回線を利用する通信方式のこと。これにより、送信者と受信者が同時に双方向通信できる。デュプレックス通信、またはフルデュプレックス通信とも呼ぶ。データ伝送には2本1組の線が必要となるため、一般的な全二重通信では、受信用と送信用にそれぞれ2線を使う4線式の回線を利用する。なお、送信側と受信側で異なる周波数帯を使用することによって、2線式でも全二重通信ができる。公衆電話回線や、ツイストペアケーブルを用いる10Base-Tや100Base-TX、1000Base-T、Token Ringなどで採用されている。

出典 ASCII.jpデジタル用語辞典ASCII.jpデジタル用語辞典について 情報

百科事典マイペディア 「全二重通信」の意味・わかりやすい解説

全二重通信【ぜんにじゅうつうしん】

データ伝送方法の一つで,データを双方向で同時に送受信できる。受信中にエラーがあった場合,受信側がデータ受信中に送信側に対して送信中止や再送信を要求することができる。パソコン通信サービスで使用されている。→半二重通信

出典 株式会社平凡社百科事典マイペディアについて 情報

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が開発を進めるイプシロンSよりもさらに小さい。スペースワンは契約から打ち上げまでの期間で世界最短を...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android