全分(読み)ぜんぶん

精選版 日本国語大辞典 「全分」の意味・読み・例文・類語

ぜん‐ぶん【全分】

  1. 〘 副詞 〙 あるものすべて。ことごとく。全部。また、打消の語を伴って、まるっきりの意を表わす。全然。
    1. [初出の実例]「名手庄行向一二之井口、落両井、并打破樋穿溝、全分不用水」(出典高野山文書‐仁治二年(1241)六月二七日・金剛峯寺衆徒陳状案)
    2. 「銚子の口を事は全分略義也」(出典:海人藻芥(1420))

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

ローマ法王ともいう。ラテン語 Papaの称号はカトリック教会首長としてのローマ司教 (教皇) 以外の司教らにも適用されていたが,1073年以後教皇専用となった。使徒ペテロの後継者としてキリスト自身の定...

教皇の用語解説を読む