全芽育成(読み)ぜんがいくせい

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「全芽育成」の意味・わかりやすい解説

全芽育成
ぜんがいくせい

夏秋蚕期の稚蚕用桑を大量に得るために手頃な若芽を発芽させて育てる桑の仕立て方。摘梢摘葉式,摘梢分枝式,残条式,古条全芽数枚摘式の4方法があり,収量,葉質,労力の3面からみて進歩的な採葉法である。摘梢摘葉式は,初秋蚕では春切り桑園をあらかじめ用意し,半分は掃立 (はきたて) 20日前に,残り半分は掃立 18日前に,枝の先端 15cmを剪定し上半部を摘葉する。そのあと稚蚕期までに伸びた全芽を収穫する。晩秋蚕では普通夏切り桑園を使って,掃立 20日前を中心に全芽手術を行う。適した桑の品種は,改良鼠返,一の瀬,島の内,白芽荊桑など。手術する株数は2齢まで蚕種1箱あたり,初秋蚕,晩秋蚕それぞれ 30株ぐらいあれば間に合う。

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