日本歴史地名大系 「八木沼村」の解説 八木沼村やぎぬまむら 群馬県:佐波郡境町八木沼村[現在地名]境町米岡(よねおか)新田(につた)郡に属する。北は同郡高岡(たかおか)村、西は佐位(さい)郡中島(なかじま)村。平坦地。昭和初期まで八木沼と称する沼が村内の北部にあった。新田庄内八木沼郷の遺称地。寛文郷帳では高五二〇石、畑方のみ、幕府領。近世後期の御改革組合村高帳では旗本松平領、家数五〇。畑六〇町八反ほどがあった。寛永年中(一六二四―四四)に世良田(せらだ)東照宮(現新田郡尾島町)の防火役が課せられ、さらに宝暦一三年(一七六三)には新田郡徳川(とくがわ)郷東照宮(現同上)の水防役も命じられている。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報