八角茴香(読み)ダイウイキョウ

世界大百科事典(旧版)内の八角茴香の言及

【シキミ(樒)】より

…山取りしたものが仏事用に売られているため,最近になって絶滅した産地が多い。トウシキミI.verum Hook.f.(八角茴香(ういきよう)または大茴香)の果実は香辛料として有名で,欧米ではスター・アニスstar‐aniseとして珍重されたが,よく似ているシキミとしばしば混同された。シキミは全木有毒で,果実はとくに毒性が強く,甘いが食べると死亡することすらある。…

【ダイウイキョウ(大茴香)】より

…また枝葉や果実を蒸留して揮発性のダイウイキョウ油を採る。成分はプロトカテク酸,アネトールなどで,ウイキョウやアニスに似た風味と苦みとがあり,このため果形と香りをあわせてハッカクウイキョウ(八角茴香)とかスターアニスの別名ができた。東洋独特の香味料で,ヨーロッパ人は使わない。…

※「八角茴香」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android